幸せなひととき

日本社会の緩み

 1両目が重機を使ってマンションから引き出されたー。安否不明とされていた方全て確認が取れたー。

 JR福知山線列車事故、本当に恐ろしい。ついこの間まで毎日毎日JRを利用していた私にとてこの事故は遠い街尼崎で起こったものと思えなかった。
 時間がたつにつれ制限速度を超えて走ったことによる片輪走行が原因との見方が強い。
 死者も100人を超え、高校生、大学入りたての1年生、私達と同じく就職活動の移動中だった大学4年生、人生初めての海外旅行を控えていた25歳の女性、「車より電車の方が安全だから」という言葉を残して買い物に出た50代の女性.....それぞれに人生があったのに、一瞬で消えてしまった。まるで飛行機に乗っているかのように青い空が見え、転倒し、気づいたら人が折り重なっていた。

 この事故で悪かったのは誰か。運転手?JR?それとも.....。
 この事件で「JRの対応が杜撰だ」と言う人も多い。確かにある女性の「『亡くなった母の顔だけでも見てください』といったのにJRの方は棺おけを見ようともせず『そういうのは葬儀屋がすることだ』と言った」という怒りの声もあり、事実だといえるかもしれない。
 ただ、私は↑のJRの対応は許せないけど、JRが必ずしも悪い、杜撰とは言えないと思う。関係省庁の規定を無視した線路設計をしていたわけではないし、厳しい日勤教育も少々非人間的といえども、より多くのJR利用客を増やすための教育であり、悪いとは言いがたい。

 運転士、確かに普通より40キロ以上スピードを上げていたことは悪い。けれども、同級生の話によればとても真面目な性格で、言われたことはきちんと守ろうとするらしい。今回も時間の遅れが彼の心理状態に深くのしかかったに違いない。

 双方ともちょっとずつ悪いところはあるが、絶対悪いと言い切れるほどのものではない。では、誰が悪いのか?? 
 ある男性(妻を亡くした遺族)がテレビの前で意見していた。『一番悪いのは社会である』

 私はこの意見に納得できた。私達は電車とは絶対安全なものだと疑わず、それに対して本当にそうなのかと考えなくなった。オーバーに言えば確認する作業を怠ってきた。電車絶対安全神話からJRはこれまでにも問題を起こしている。今までにもミスを起こしていた運転士に列車の運転を任せていた。ここにJRの緩み....。過密運転との指摘がありつつも関係省庁はほうっておいた。
 私は20数年しか生きてないから大きなことは言えないけど、人々は声に出して言うことを忘れてきたように感じる。何かが起こって初めて文句に近い感じで声を上げる。それでは意味がない!!日本社会を良くしていくためにも監視、疑問を持つ姿勢を大事にし、悪いことにはきちんと声を上げていきたい、そう私は思います。

 ご冥福お祈りいたします。
[PR]
by cocomopinacolada | 2005-04-29 01:26 | つぶやき~変わりゆく世の中~
<< 日本社会の緩み 2 今日は水曜日☆R君の日♪ >>